ゆっくり食べること
- 2013年10月30日(水)
- ダイエット豆知識

食事ダイエットの最近のトレンドといえば、ただカロリーを気にするだけではなく、「ただ食べ方を変えるだけ!ストレスなく痩せる魔法のコツ6つ」や「ただ順番を変えるだけ!スリムになれちゃうご飯の食べ方」で紹介した通り、食べ方や食べる順番に気を遣うことですよね。さらにそういった意識の中で、もう一度見つめ直していただきたいのが、“ゆっくり食べること”です。
今回はなぜゆっくり食べることがダイエットに大事なのか、そしてゆっくり食べるテクをご紹介したいと思います。
■ゆっくり食べることが痩せるワケ
ある研究結果によると、食べるのが速い人は遅い人に比べて体重が多いこと、そしてその数字は最大で約8キロも多いことが分かっています。さらに食べるのが速い人は体重だけでなく、肥満度を表すBMI値も高いことが明らかとなりました。
満腹のサインが脳に伝わり、実際に身体が満腹と感じるには時間が掛かります。なのでゆっくりと時間を取って食べることで、食べ過ぎる前に満腹のサインを感じることが出来、太らずに済むというワケです。
また、他の研究では早く食べた人は9分間で約646キロカロリーを摂取した反面、15~20回噛んでから飲むこむようにゆっくりと食べた人の摂取は29分間で約579キロカロリーだということも分かっています。少しでもカロリーを減らしたいと考えているなら、やはり“ゆっくり食べる”ことが効果的であることが言えますね。
ちなみに食べるスピードの目安としては、1分に約87グラムを食べるのが速いと見なされ、普通は1分間に約70グラム、そして1分間に約56グラムが遅いとされています。
■ゆっくり食べるコツ
(1)よく噛む
とにかくよく噛むことは必須事項です。1回口に入れたら、最低15回は噛むと決めましょう。
(2)ナイフやフォークを使う
手で食べるより、ナイフやフォークを使う方が手間がかかる分、速度を遅くすることができます。
(3)精製されたものより全粒穀物を
精製された穀物よりも、全粒の穀物の方が噛みごたえがあるので、噛む時間が増えます。
(4)ムード作りも大事
薄暗い明かりや、ゆったりとした音楽などのリラックスした雰囲気の中だと、ゆっくりと食べることができます。逆に明るい照明や騒がしい雰囲気では、速く食べてしまう傾向があるのでご注意を。
15回噛むのは意外と大変ですが、習慣にしてしまえばこっちのものです。同時にアゴの筋肉を鍛えて小顔も目指しちゃいましょう。