加圧トレーニングの効果

短時間で効果的な加圧トレーニングの特徴

加圧トレーニング最大の特徴は、きわめて軽い負荷、短時間で効果を発揮することです。 1回の加圧トレーニングは10分~20分程度の時間で、かつ短期間で効果が表れます。

人間の体を循環している血液は、心臓から送り出され大動脈に入って全身に送られます。そして、全身を巡った血液は、静脈に乗って心臓へと戻っていきます。

加圧トレーニングの準備

太い動脈と静脈の両方が通る腕や脚のつけ根部分を加圧することで、心臓より上部は一時的に血流が減少した状態になります。 すると、脳は危機を感じて血流を増やすよう心臓に指令を出します。

その結果、血流量が増え毛細血管の隅々まで血液が行き渡り血管が拡張します。加圧と除圧の繰り返しにより毛細血管の数が増えることで血行がよくなるのです。

速筋・遅筋に効果的な加圧トレーニング

筋肉は主に速筋と遅筋の2種類に分かれます。
通常、速筋は重い負荷のトレーニングで鍛えられ、遅筋は軽い負荷のトレーニングを長時間続ける必要があるため、通常2つの筋肉を同時に鍛えることはできません。

加圧トレーニングを始めると、加圧しているために血流量が充分ではなく、すぐに活動を始めた遅筋の酸素が足りなくなります。これは、大きい負荷の運動を行っているのと同じ状態を人工的につくり出しているということです。

そのため、通常はなかなか活動を始めない速筋が大きい負荷を受けたと脳が錯覚して、すぐに活動を開始するよう指示を出します。
加圧トレーニングでは、軽い負荷で速筋と遅筋を同時に鍛えることができるのです。

成長ホルモン大量分泌による効果

加圧トレーニングのイメージ

運動動作による筋肉の収縮にともない、そのエネルギーとして使われる糖質の分解により乳酸がつくられます。乳酸の発生量が増し、血液内の乳酸濃度が増加すると、脳内のホルモン分泌部位への刺激が高まり、成長ホルモンとアドレナリンやアナボリックホルモンの分泌が盛んに行われます。

加圧中は、血流制限下のため、筋血管内の乳酸濃度が急激に高まり、筋肉内の受容体を強く刺激します。この受容体からの信号が、ホルモンを分泌させる脳下垂体への作用を促して成長ホルモンなどが大量に分泌されるのです。

成長ホルモンは、身体組成の様々な働きに効果的な影響を及ぼし、アンチエイジング効果(若返り、美肌、身長が伸びる、育毛、老化防止、肥満改善、長寿効果)が期待できる最も強力なホルモンです。

加圧トレーニングで期待出来る効果!!

ダイエットをしたい方には

加圧トレーニングを行うと増大する成長ホルモンによって、太りにくい体になります。 また、トレーニングによって筋肉が増えると、脂肪が燃焼しやすい体になります。

肩こりや冷え性を改善したい方には

加圧と除圧を繰り返すことで、血管に弾力が蘇ります。
血行がよくなり、血流量も多くなるので、新陳代謝が活発になります。
冷え性や肩こりなどの不調が改善します。

怪我をしてリハビリをしたい方には

加圧トレーニングを行うと骨折や肉離れ、ねんざなどのケガの回復が早くなるという研究データがあります。
成長ホルモンによって、筋肉や人体の修復が早まると考えられています。

筋力アップをしたい方には

軽い負担で高い効果が得られるので、トレーニングを続けやすいのが特徴です。 さらにケガなどもしにくいので、老若男女だれでも実践できます。

若返り、美肌といったアンチエイジング効果を体感したい方は

加圧トレーニングをすると通常の約290倍もの成長ホルモンが分泌されたという研究結果が出ています。
成長ホルモンは、肌のハリやツヤを取り戻し、脂肪のつきにくい体にしてくれます。

加圧トレーニングをさらに詳しく…

通常のウェイトトレーニングをした際の筋肉の働きには〔サイズの原理〕というものがあります。 トレーニングなどで筋肉が動員される際には、まずは持久力に優れた〔遅筋〕が出動します。 しかし遅筋は持久力には優れているものの、そこまでのパワーは発揮する事が出来ないので、遅筋だけでは賄いきれない大きなパワー(30回以上の回数が出来ないくらいの強度)を必要とされた際には速筋が動員されます。
要するに高回数が出来る強度のトレーニングでは速筋はあまり使われません。

前述のとおり血管に圧をかけて血流を抑制した加圧トレーニングの場合には、重たい重量を挙上しなくても速筋が動員されるとしましたが、そうする事でどのような効果があるのでしょうか?

まず筋肉が鍛えられ筋力アップと筋量アップが期待出来ます。
さらに「痩せたい」「体を引き締めたい」という場合にも効果が期待出来ます。
まず速筋が使われると血中の乳酸濃度が高くなります→そうするとそれに反応して内分泌系が活性化して~脳の下垂体から成長ホルモンが分泌されます→さらに交感神経が高まり(優位になるとも言う)ます。

運動をしても遅筋だけしか動員されない負荷だと、成長ホルモンの分泌はあまり活性化されませんし、交感神経も高まりません。

それでは何故?!速筋が動員されたその状態が良いのかと言うと…

成長ホルモンが分泌されると

  • タンパク質の合成
    (筋肉を作る)
  • 糖質代謝
    (血糖値を高めてエネルギーを使いやすくする)
  • 脂肪代謝
    (エネルギーとして使うために中性脂肪を分解して血中遊離脂肪酸として放出する。)
  • ミネラル代謝

などなど‥‥たくさんの働きをしてくれます。

交感神経(反対は副交感神経)が高まると

  • 平常時の心拍数が上がる。
  • 体はより多くのエネルギーを出そうとする。

要するに憎き脂肪が燃焼されるということです!!
ちなみにその代謝が向上した状態は8時間~48時間(トレーニングの強度や個人差によって変わるみたい)くらいは続くと言われています。
これらの事を考えるとダイエット志向にも結果を出す上で加圧トレーニングはかなり有効になります。

女性の中には「トレーニングを頑張り過ぎて‥‥筋肉が付いて体がゴツくなったら‥‥」と考える方もいらっしゃるでしょうが‥‥女性が見た目ですぐ分かるくらいに筋肉を大きくするには、よほど頑張ってトレーニングや食事に取り組まないと難しいです。

女性の方でも加圧トレーニングに取り組む事により~適度に筋肉が付き体全体が引き締まりスレンダーな見た目になるはずです。
さらに成長ホルモンが分泌される事によりお肌もキレイになります。
お肌も細胞ですから代謝が促進されると新鮮さが保たれます。

また持久系の競技に取り組んでいている方の中にも速筋が発達し過ぎると「バテ易い体になるから‥‥」という理由から‥‥速筋を発達させる事を避ける方がいらっしゃいますが‥‥加圧トレーニングで筋肉を限界近くまで追い込む事でその部位の血中は酸欠状態になります。

そうなると血中で活性酸素が多く作られますがその働きは血管を拡張させたり、循環器機能(もちろん心臓や肺も)を向上させたり、低酸素状態になる事により血中ヘモグロビンの量は有酸素運動のみトレーニングをしてる場合よりも増加します。
それらの効果が持久系競技のパフォーマンスアップに活かさせるという事は言うまでもありません。

ここで挙げさせて頂いた効果はほんの一部にしか過ぎません。

加圧トレーニングにはまだまだ多くの効果がありますので、ぜひ多くの方に加圧トレーニングをご体感頂ければという考えから、大阪のパーソナルトレーニングジムGRANTでは加圧トレーニング体験プログラムもご用意しております。

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